日本公演
カール・ベーム ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1975年日本公演

『名演の貴重な映像、特典映像のリハーサルも見もの』
1975年3月16、17、19日のコンサートと、収録日不詳のリハーサルという構成で約4時間という内容です。いずれも2年前に完成した新NHKホールが会場となっています。
収録日が近いのに画質はかなり差があり、まず最初のベートーヴェンが始まった時は70年代半ばのNHKの収録の割には画質が悪いと感じました。しかしブラームスは鮮明な画質でした。「未完成」はその中間よりややベートーヴェン寄りといったところです。原因はわかりませんが、音質の方は全体的に安定しています。
画質に比例して、最も名演なのはブラームスです。第3楽章の中間部あたりからベームの表情が変わってきて、オーケストラも個々のパートにベームの意思が通い、第4楽章はベームの厳格さとウィーン・フィルの自発性とが見事に結ばれて昇華します。演奏が終わって引き上げるベームの表情は演奏中と同じ厳しいもので、それが拍手に応えるうちに笑顔に変わっていくのが写し出されます。
特典として収められている未公開であったリハーサルも興味深いものです。これはカメラリハーサルのために流し録りしたものらしく、カメラワークの頻繁な切り替えやピントの調整なども行われますが、それだけに演出ではない本来のリハーサルに接することができます。ベートーヴェンの第4番の序奏は特に見もので、初めのうちはうまく噛み合っていなかったオーケストラが、結局ダメだしされて冒頭からやり直しとなり、二度目はベームの意思が見事に反映したものになっていく過程が収められています。
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