歌曲集


シューベルト歌曲集「冬の旅」


『内面の旅』
歌曲集なので、普段の演奏会では、
燕尾服を着たソリストとピアニストが演奏するだけである。
(このDVDのボーナストラックで、その様子を見ることができる)

しかし、気鋭のオペラ演出家オールデンによる演出によって、
歌曲集は、モノローグドラマとなる
そして、「私」の旅が、実は、
「内面の旅」であることが明らかにされる。
ドラマの最初、荒れ果てた部屋の片隅に座っていた「私」は、
ドラマの最後には、同じ部屋の隅に立ちつくしている。

途中、見知らぬ人々が訪れるが、やがて、消えていく。

圧巻は、"white void"と名付けられた真っ白な空間。
「私」は白い「無」の中、自らの存在を問う。

ボストリッジの歌唱は知的で抑制が利き、
歌詞を丁寧に歌っている。
ドレイクのピアノも繊細だが、しっかりと響く。

《冬の旅》の深い内面性を描き出した佳作。


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(C)シューベルトDVD

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