
聖トーマス教会の新オルガンは61ストップ、4段鍵盤でA=465Hzのピッチを使用しています。外観は派手な装飾がなくて実用本位、質実剛健といった印象があります。音色は新しいオルガンらしく軽やかで透明感があり美しいです。
ベーメの演奏は実に正統的・模範的なもので、奇をてらった所は一切ありません。安心して聴くことはできますが、やや物足りなさを感じてしまうのも事実です。
映像はベーメの演奏を横から映したものと教会内部の様子が中心です。演奏同様に派手なアクションはなく、涼しい顔で高度なテクを駆使しています。観客も神妙な様子で演奏に聴き入っています。カンタータ第147番のコラール編曲「主よ、人の望みの喜びよ」で譜めくり担当の女性が突如演奏に参加しているのが本編唯一の刺激的シーンではないでしょうか(^^;
内容の割りにはやや値段が高いのも惜しまれる所です。